仮想通貨探検隊のブログ

投資オンラインサロンは本当に怪しいのか?!

天才トレーダーKAZMAX

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天才トレーダーKAZMAXの投資オンラインサロン

1.KAZMAX氏


KAZMAX氏は、2018年1月のビットコインの暴落を予言した。高まる人気に推されて2018年8月に待望の投資オンラインサロンを開設し注目の的となった。
自身の投資オンラインサロンはピーク時には7000人近くに及ぶ会員を集め、仮想通貨業界では時の人となった。
Twitterのフォロワーは、現在でも15万人近くになる。
BITMEX世界ランク最高18位、BTC先出しトレードで最高月利5億円、日利3億円の実績を持つ。

 


2.投資オンラインサロン
         

KAZMAX氏の 投資オンラインサロンは、
         ・チャートリーディングスキル
         ・資金管
         ・リスク管理
         ・メンタルコントロール

に力を入れているのが特徴である。

機能としては、
   ・リアルタイムトレードの投稿・解説
   ・質疑応答
   ・オンラインセミナーの開催
   ・特別ゲスト講師との相場対談
などを行っている。

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3.KAZMAX氏の影響力

 

KAZMAX氏が「売り」「買い」のポジションを明らかにするだけで、ビットコインの相場が数万円は動くという時期があった。

オンラインサロンの月会費は3万円と高く、経費を除いて2億円くらいが手元に残ったとされている。

KAZMAX氏の投資原則である三尊天井とは、成熟相場で形成される三つの山形が形成されるチャートのこと。投資家心理を映し、これが出ると下降局面。逆に、上下を逆にした三つの山は「逆三尊」であり、買いのシグナルとなる。テクニカル分析としては古典的で、波乱含みであることは予想された。

 

4.KAZMAX氏に起きた危機

 

2019年6月20日、文春オンラインがKAZMAX氏に牙をむいた「《金融庁も重大関心》資産50億円トレーダー・KAZMAX氏の手口を元側近が告発 サロン生を食い物に」というタイトルの記事を配信したのである。

先が読めなくとも勝つ方法はある。それが、文春オンラインが明かした「サロン生を食い物にする必勝法」である。

KAZMAX氏には、彼を取り囲む秘密の仲間がいて、「KTS」と呼ばれる運営者側の11人と、「KAZMAX」という35人のライングループが確認されている。

サロン生に、「買い」や「売り」のポジションを伝える行為を「サロン砲を撃つ」というが、その前に、KTSやKAZMAXグループには情報が共有され、“仕込み”は終わっていた。

売り抜ければいいので儲けは確実。文春オンラインの告発者は、サロン砲一発で、KAZMAX氏が数千万円の儲けを手にしたのを何度も見てきたという。

また、含み損を抱えた局面で、ドテン(逆ポジションに切り替えること)を利用、一度、損切りして、逆のポジションを持ってから「損切りしました」と、サロンやツイッターでつぶやき、真似て損切りが多発すると、逆張りのKAZMAX氏が儲かる、という悪らつな手口も公開した。

仮想通貨の天才トレーダーも、蓋を開けてみれば、昔の悪徳投資顧問と変わるところがない。もっとも、仮想通貨は金融商品取引法で縛られておらず、道義的にはアウトだが違法は問えない。

というものである。筆者はこの世界に精通している訳でもなく、ここでその真偽を問うつもりもない。

ただ、一般人の感覚として「かなり怪しいメカニズム」を用いて、当人や側近の儲けが出ていたのではないかという懸念は拭えない。

 

投資は自己責任である。「怪しい」と思われるサロンでも、儲けている人もいれば、儲けることができない人もいる。

相性ももちろんあるだろう。

じっくりと評判や仕組みを確かめて、自分が納得できる投資を学ぶサロンを選びたいものである。